ベストセラーを読んでみた。（ラジオ番組）

第22回は村上春樹さんが読者からの質問に答えるQ&Aが掲載されている期間限定のウェブサイトをまとめて書籍化した「村上さんのところ」を紹介しました！

今回とりあげたベストセラーの感想は…
「作品はもちろん、やっぱり村上春樹さん自身がとても面白い人なんだな。質問に答えるのも村上春樹さん節が出ていて好きだなと思いました！」

徳永さんの一番好きな村上春樹さんの著書は「国境の南、太陽の西」なのだとか。旦那さんもよく村上春樹さんの著書を読んでいるそうです！

今回の「村上さんのところ」徳永さんが特に気になったQ&Aは…
「村上さんは、自分のことを純文学者だと思われますか？大衆文学者だと思われますか？」

それに対する村上春樹さんの回答は
「僕は最初に「純文学」の雑誌の新人賞を受け、それからも「純文学」関係の賞をいくつか受けていますので、いちおう「純文学」フィールドにカテゴライズされていますが、最近はお互いに越境する作家たちが多く、何が純文学で何が大衆文学（エンタメ系）かというカテゴライズはとてもむずかしくなっています。というか、カテゴライズする必然性がどんどん希薄になっています…」

徳永さん自身、又吉直樹さんの芥川賞受賞作品「火花」を読んだとき
に 芥川賞は「純文学」の賞だけど、「純文学」と「大衆文学」がどう違うの？
と最近、疑問に思っていたのだとか。
そんなときにこのQ&Aを見てすごく腑に落ちたと語っていました！

自分が村上春樹さんに質問をするなら…「悩みがない！！」と徳永さん。笑
と言いつつも「子育て」や「女の人がイライラするのはなぜなのか？」に関して聞きたいのかも…と語っていました。

自分の悩みに重ねあわせて村上春樹さんの回答を読む楽しみ方や、
色んな人の悩みを覗き見する楽しみ方、村上春樹さんの回答を楽しむなど
いろいろな楽しみ方ができる今回の著書、手に取ってみてはいかがでしょうか？