ベストセラーを読んでみた。(ラジオ番組)

#117

荒野/桜庭一樹

2017.6.19~6.25 放送

第117回は桜庭一樹さんの著書『荒野』を紹介しました!

徳永さんは、毎年春になると、知り合いのお子さんが入学するという話を聞くと本をプレゼントするのだとか。
今年は知り合いのお子さんが中学に入学するので、良い本はないかと探していた時に誉田哲也さん、司馬遼太郎さん、重松清さんの本を贈ったといいます。

その時に自分の本棚を見返していると、今から10年前に読んで「将来子供に読ませたい本だ」と思った作品を見つけた、それが『荒野』だったと言います。

約10年ぶりに読んでみると、受け取り方が全然違って、昔の自分が折り目をつけた場所とは違うページで感銘を受けることもあったと語る徳永さん。

そんなベストセラーの感想は…
「10年経って、思春期の子供を見守る親の目線にシフトして作品を読みました。親の立場を実感しながら新鮮にこの物語を読むことができました。思春期こうやって揺れ動いたり、悩んだり、むしゃくしゃしたりすることは人間誰しもあることなんだよということを教えてくれる一冊だからこそ、当時、子供に読ませたいと思ったのかもしれない」

"恋"とは、"好き"とは?を考えさせられる感動の直木賞受賞作品。
是非、手にとってみてはいかがでしょうか?

荒野

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