ベストセラーを読んでみた。(ラジオ番組)

#031

人間の分際/曽野綾子

2015.10.26~11.01 放送

第31回は曽野綾子さんの著書「人間の分際」を紹介しました!

「わたしの人生を変えた一冊」ということでこの番組では、
第1回の放送で司馬遼太郎さんの「竜馬がゆく」を紹介しました。
実はもう1冊、人生を変えた一冊だと語る徳永さん。
それは曽野綾子さんの「誰のために愛するか」でした。
大学生の頃に出会ってバイブルのように読んでいた本で、
本当にその本が人生を買えた。大事なところはラインマーカーを引っ張って、文章を書き出したりしているほどなのだとか。

そんな曽野綾子さんの著書「人間の分際」で特に印象に残った一節は・・・
「この世の中っていうのは矛盾だらけで、でもその矛盾っていうのが人間に考える力を与えてくれるんだよ」

先日、子どもの学校の父兄の方と話していて
「最近の子どもはすごく褒められて育っているから、叱られることにとても弱い子が多い。子どもに気を使って叱る先生が多い。」
学生時代、陸上部で厳しい上下関係や、練習内容、しきたりなどを通して
すごく理不尽なことをたくさん経験し、部活動を通して理不尽さや矛盾をたくさん教わった。自分なりに考えてそこで折り合いをつけて部活こなした経験がある徳永さん。

「いざ社会に出てみたら、部活以上の理不尽だらけ。部活や学校生活で理不尽や矛盾を感じることって大事なことなんだなと大人になってから気づいた。そういった経験が今の子供達には少ないのかなと思った。」といった感想を語っていました。

今回のような著書を通じて、改めてこれまでの自分の生き方を考え直したり、
子どもを教育するうえでの考え方を再確認してみるのも良いかもしれません!

人間の分際

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