ベストセラーを読んでみた。(ラジオ番組)

#143

年末特別編 ゲスト・新井見枝香さん(前編)

2017.12.18~12.24 放送

第143回は年末の放送ということで番組始まって以来、初めてゲストを迎えての特別編!三省堂書店のカリスマ書店員・新井見枝香さんをゲストに迎えて2週にわたってベストセラーや、書店にまつわる話を伺います。

新井さんが2017年、特に売れ行きが良くて印象に残っている書籍はカズオ・イシグロさんの『わたしを離さないで』
ノーベル文学賞受賞によって、この作品は稀に見るブレイクぶりだったと語っていました。

そして、佐藤藍子さんの『九十歳。何がめでたい』は、
2016年8月に発売されてから1年以上経った今でも売れ続けているのだとか。
長年の書店員としての経験から編み出した新井さん独自の意見=新井論によると「女性の読者は自分よりも年下の著者が書いたエッセイは読まない」という傾向があるとのこと!その観点から分析すると、90歳を越える佐藤藍子さんのエッセイは、ほとんどの読者にとっては人生のバイブルのような存在だからこそ、売れたのかもしれません。

他にも村上春樹さんをはじめ、さまざまな本についてお話を伺いました。
来週も新井さんをゲストに迎えてお送りします。お楽しみに!

また、新井さんが初めてのエッセイ集を12月16日に出版されました。
放送を聞いて新井さんに興味を持たれた方は、ぜひ手にとってみてはいかがでしょうか?

探してるものはそう遠くはないのかもしれない

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