ベストセラーを読んでみた。(ラジオ番組)

#129

影裏/沼田真佑

2017.9.11~9.17 放送

第129回は沼田真佑さんの著書『影裏』を紹介しました。
今年7月に発売され、デビュー作にして第157回芥川賞を受賞しました。

そんなベストセラーの感想は…
「賛否両論いろんな意見がありますが、私はここ最近の芥川賞作品の中では一番面白かったかもしれない。どんな風に面白かったとか、感動したとかそういった種類の面白いではなく、じわじわと楽しめる面白さ。物語の展開の仕方も含めて、一気に読了したいと思わせてくれるような作品でした」

他にも行間からにじみ出る余韻を作ることが上手な作家さんで、私の好みの表現方法だなという印象を受けたと徳永さんは語っていました。

美しい情景描写を交えながらマイノリティの人々を描いた短編小説。
芥川賞選考委員のひとりが「ほとんどケンカ状態です」と語ったほどのプロの目から見ても賛否両論が巻き起こるベストセラー。
ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか?

影裏

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