ベストセラーを読んでみた。(ラジオ番組)

#116

薄情/絲山秋子

2017.6.12~6.18 放送

第116回は絲山秋子さんの著書『薄情』を紹介しました!

絲山秋子さんの作品がもともとすごく好きで特に『袋小路の男』がお気に入りだと話していた徳永さん。
そんな絲山さんが谷崎潤一郎賞を受賞した作品『薄情』を紹介しました。

今回のベストセラーの感想は…
「絲山秋子さんの本は、男性的で切れ味鋭い文章を書く作家さんで読みやすい。内容は本質的にはねっとりしているのが特徴。人はきっと人生において密度の濃い時期もあれば、密度の薄い時期があるんだと思った」

徳永さんは、子供ができてからは圧倒的に密度が濃くなったと感じるようになったと語っていました。子育てや仕事がある中で、自分自身が根をあげたらダメだという意識で過ごしているのが今の時期。
自分の人生の密度を振り返るきっかけになる作品なのかもしれません。

「人生の移り変わりを描かせたら一番上手な作家さんなのではないか?」と徳永さんがオススメするベストセラー。是非、手にとってみてはいかがでしょうか?

薄情

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